円(まどか)の研究


円の研究は大変興味深くて面白い。では、円とは何でしょうか?

 

円には、近親拍、遠疎拍があります。

どれぐらいをもってやりすぎとするかは、好みが分かれます。

 

ダブルメロディの場合

  • 2 : 3 (L.C.M 6)
  • 2 : 4 (L.C.M 4)
  • 2 : 5 (L.C.M 10)
  • 2 : 6 (L.C.M 6)
  • 3 : 4 (L.C.M 12)
  • 3 : 5 (L.C.M 15)
  • 3 : 6 (L.C.M 6) 
  • 3 : 7 (L.C.M 21)
  • 4 : 5 (L.C.M 20)

トリプルメロディの場合

  • 1 : 2 : 3 (L.C.M 6)
  • 2 : 3 : 4 (L.C.M 12)
  • 2 : 3 : 6 (L.C.M 12)
  • 2 : 4 : 6 (L.C.M 12)
  • 3 : 4 : 5 (L.C.M 60)

などで配分すると最小公倍数の時に頭拍に戻ってくる。

まだまだいろいろ組み合わせはありますが、

代表的な組み合わせをご紹介いたしました。

 

この仕組みを利用した技を、私は円(まどか)と呼んでいます。

 

これを応用したダブルメロディ、トリプルメロディも研究して、

すこしだけ曲に残したのだが、面白く仕上がったものもあるし、

難解すぎて聞き取れなかったものもある。

 

この拍子の感覚は、転調感覚とほとんど同じで、劇的を避ける傾向にある。

つまり、ピポットなどの緩衝材を使って、劇的を和らげる傾向にある。

 

しかし、劇的に変えたいときもあると思うので、

アイデアの引き出しとしては持っておきたい。

 

もし成功すれば、誰もが聞いたことのない面白いものに仕上がるかも。

もし失敗すれば、没になります。

 

失敗は成功の素ということで、没になっても経験値が得られます。

私は大変面白いと思ったので、1部の曲で採用しています。

 

ダブルメロディ、トリプルメロディはなかなか成功しにくいので、

シングルメロディで使うという作戦もありだと思います。

パラレルメロディではなくてシリアルメロディも勝てるかもしれません。

 

あくまで参考まで。

 

採用するかしないかは、あなたの自由です。

 

ではでは。