胡弓基礎理論


胡弓上達のデザインパターン

  1. 練習は裏切らない。
  2. 亀のようにコツコツ練習できる人ほど、うまく弾ける人はいません。
  3. 録音・録画してみましょう。どう聞こえているか真実があります。
  4. 一日の練習テーマは三つまでにして欲張らない。
  5. ステージ演奏はうまくなるチャンス。
  6. どんな練習でも三カ月は続けましょう。もしあまり効果が実感できなかったら、次の練習を考えましょう。
  7. ♪は波でできている。♪の長さが小さいときは小さな波、♪の長さが長いときは大きな波を意識して一音一音弾くとよい練習になります。
  8. 絃と弓が直角で当たるときにはよい音がするので、なるべく直角で弾けるように自分の弾いている姿勢を確認しましょう。
  9. 一弓を八拍、四拍、二拍、一拍で弾けるように練習すると演奏が安定します。弓を返す回数が多くなるほど大きな音がします。曲中で使い分けましょう。
  10. 目をつぶっても弾けるように練習しましょう。余分な力が抜けていくのがわかります。
  11. 古典の曲は先人たちのアイデアが詰まっているのでしっかり勉強しましょう。
  12. 楽器を脱力して弾くのに効果的。すべての音にヴィブラートを無理なくかけましょう。
  13. ゆっくり弾いて注意深くミスを直していきましょう。何の曲を弾いているのかわからないぐらいゆっくり弾いて練習しましょう。
  14. 出来ないときは、一つずつ要素を意識して取り出して練習しましょう。ほかのところはできなくても気にしない。全部練習したら合わせてみます。すると、見違えるほど効果があります。
  15. 最小限音数練習法。好きな音符を一音選んで音楽的になるように練習する。技はどんな技を使っても構いません。出来るようになったら、二音で音楽的になるように練習しましょう。それもできるようになったら三音で音楽的になるように練習しましょう。音数が少ないと創意工夫がいるので、良い練習になります。
  16. 右手の重みを意識する。重みを弓を通じて絃にかけましょう。
  17. 動作を大げさにやってみることによってその動作の限界値を知ることができます。
  18. 一弓で複数の音符を弾く連跳弓で弾くと、音を出すのがうまくなります。
  19. 弾き始めから最大音量が出るように練習しましょう。
  20. 練習は短い時間でもコツコツやるほうが上達します。
  21. 繰り返しを大切にしましょう。
  22. 胡弓のことを深く理解しましょう。歴史、形状、奏法、調弦、道具など。
  23. 右手の肘を使って弾く方法、右手の指の圧力を調節して弓を弾く方法、楽器を動かして弾く方法(弓は動かさない)。この三パターンを大げさのやってみる。どんな時でも音をコントロールするのに役立ちます。
  24. 一番音楽的に楽に弾ける右手の弓の弾き方を考えましょう。選択を間違うと簡単に弾ける曲が難しい曲になってしまいます。
  25. 弓を引くだけで開放弦を音楽的に弾く方法を考えましょう。
  26. 速い音符をたくさん弾くときは、弓の先端をつかいますが、弓の真ん中や根元でも弾いてみましょう。音の大きさを確認して、曲中で力強い音が必要な時に使えます。
  27. 速いフレーズを弾くときは、速ければ速いほど余分な力を抜いていこう。そうしないと速く弾けません。
  28. どの技も水が滴るように強調せず自然に弾きましょう。
  29. 演奏開始から終了まで、右手の弓が出す音量を腹筋と背筋でコントロールできるように練習しましょう。
  30. アルペジオを練習しよう。胡弓での弾きにくさを体験しましょう。
  31. 何年もかけて習得するような曲に根気よく挑戦しましょう。
  32. 良い音のイメージを何度でもインプットしてみましょう。すると弾く前に良い音かどうか判断できるかもしれない。
  33. 音がキンキンしないように肘から持っていく弾き方を会得しましょう。
  34. 胡弓の道具をとことん研究しましょう。松脂一つでも音が激変する。
  35. 体の使い方を勉強しましょう。アレクサンダーテクニックなど効果的。
  36. 嫌いなところを含めて好きと言えるくらい胡弓を好きになりましょう。
  37. 自分よりうまいいろいろな人と共演しましょう。苦い経験やうまくいかなかったことで鍛えられます。
  38. 自分プロデュースをしましょう。見せ方次第で曲の善し悪しも変わります。
  39. MC役は逃げずに立ち向かいましょう。ステージのコントロール役なので、バンドメンバーがいる場合は、うまく使い方を考えましょう。
  40. 自分の演奏スタイルにこだわりを持ちましょう。最終的にそれが個性につながると思います。
  41. 他人のライブを見に行きましょう。アマチュアでもプロでも、ステージ・バンドメンバー・機材の使い方など、工夫がたくさんあるので参考になります。
  42. ありがとうございますの感謝の気持ちを大切にしましょう。最後には自分に返ってくるよ。想いはこだまする。
  43. 歌っているときの息使いがわかるような微妙なタッチで胡弓を弾きましょう。微妙な弓さばきが直接反映されるくらいの弓のポジションを、連続して保って弾けるように練習しましょう。表現力が上がります。